1943年にアメリカ海軍により制式採用されアメリカ空軍のN-3Bフライトジャケットやアメリカ陸軍のM-65モッズコートと並び、冬のミリタリージャケットとして知名度の高いN-1デッキジャケット。元々、冬の艦上や港での作業用として開発されたので防寒性は最高クラスです。定番なだけに着こなしの幅も広く、チノ・ペインターパンツ等と合わせれば定番のワークスタイル、スラックスや白パンと合わせれば綺麗めなスタイルにも。もちろんジーンズとの相性も抜群です。
人気の高さとは裏腹に、今では未使用のデッドストックはもちろんUSEDですら実物は入手が困難になりつつあります。そんなN-1を現代に甦らせるべく、社内に保管されている実物サンプルや様々な資料を元に復刻再生産したのがこの一着。N-1の中でも「後期型」とよばれ人気の高い45年頃に生産されたモデルを再現しています。N-1デッキジャケットを復刻する上で、最も気を使ったのがシェルとライニングのクオリティ。縦に畝の走る「ジャングルクロス」と呼ばれるコットングログランと、襟から除くライニングの質感がジャケット全体の印象とグレードを決めてしまうと言っても過言ではありません。
そこでシェルにはN-1を再現するために開発された専用生地を採用。ジャングルクロスは経糸、緯糸にそれぞれ太さの異なる糸を打ち込むことで、防風性や防水性を高めたデッキジャケットならではのファブリック。緯糸には24番手、経糸には24番手を3本撚り合わせた三子糸を1インチ四方につき42×270本の高密度で打ち込んでいます。経糸を三子糸にすることで、強度をつけ限界まで緯糸を打ち込みました。撥水加工が施されていないにも関わらず、密度の高さ故に少しの水なら弾いてしまうのがこの生地のスゴいところ(※水の落ちる角度や量によります)。 耐久性にも優れ、経年変化も面白い生地となっています。
保温性や着心地に影響するライニングにはアルパカ/ウールの混率が50:50とグレードの高いものを採用。見た目の質感・手触り・保温性どれをとっても素晴らしいクオリティで、アクリルオンリーやアルパカ混率の低いライニングを使用したベーシックグレードの復刻品とは一回りも二回りも上をいく質感に!国内工場にて熟練の日本人スタッフによりひとつひとつ丁寧に製作され、生地の裁断から縫製、ボタンやファスナーといったパーツの縫い付けまで徹底した品質管理がなされており、安心してご着用いただけます。
TALONジップも当時の形状を再現。こちらの後期型にはコの字留めのディテールと扇形の引手を採用させていただきました。 USNのステンシルを再現したモデルとシンプルに仕上げたソリッドの2種類からお選びいただけます。実物の染みこんだペイントの雰囲気を再現したステンシル。自分でカスタマイズも楽しめそうなソリッドとどちらもおすすめとなっています。
MADE IN JAPAN
サイズ:着丈 身幅 肩幅 袖丈
38:67cm 61cm 49cm 59cm
40:68cm 63cm 51cm 60cm
42:69cm 65cm 53cm 61cm
カラー
KHAKI
素材
表地:コットン100%(ジャングルクロス)
裏地
パイル:アルパカ50%、ウール50%
基布:ポリエステル100%
リブ:アクリル90%、毛10%
クリーニングの際は専門店と相談してください。
乾燥機のご使用はお避けください。