1945年にA-2の後継として登場したL-2は、ライト・ゾーン(10℃~30℃)と呼ばれる温度域での着用が想定された軽量なフライトジャケット。MA-1など一般的なフライトジャケットは防寒用の中綿が詰まっているのに対し、ゴワつきの無いスッキリとしたシルエットで中綿がないのが特徴です。1978年に新たに採用されたCWU-36/Pの登場まで、幾度もマイナーチェンジを重ねた息の長いジャケットです。
始めてナイロンが採用されたフライトジャケットであるB-15Bと同時期に誕生したL-2は、当時としては非常に革新的なフライトジャケットでした。また、現在ではナイロンのテープに刷新された酸素マスク固定用タブ(オキシジェンホースタブ)は40年代ではまだ革製となっており、ナイロンと天然皮革の組み合わせが非常にプリミティブな印象を与えます。
襟や袖口、裾には当時のフライトジャケットにみられるオリーブのボディに色差のあるリブを配置。また、ポケットのフラップや肩のエポレット、裾の三角フラップなど、フライトジャケットとして混同されがちなMA-1とのディテールの違いもしっかりと再現しています。
しっとりとしたナイロンの質感だけでなく、サイズ感も実物をしっかり分析し、アームホールの立体的な構造までこだわりぬいて作り上げました。着用した際に生地のドレープが綺麗に見えるシルエットにも非常にこだわりぬいた逸品となっております。
サイズ表記:着丈 身幅 肩幅 袖丈
38:64cm 60cm 50cm 63cm
40:66cm 65cm 52cm 64cm
42:68cm 70cm 54cm 65cm
カラー:OD
素材
表地:ナイロン100%
裏地:ポリエステル100%
リブ部分:アクリル95%、ポリウレタン5%